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『文雀』

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東京フィルメックスで上映された『文雀』を見た。
今年の夏、香港行きの飛行機のなかで『PTU』を見て、遅ればせながらジョニー・トー監督ファンとなった私は、今月初めの『エグザイル/絆』に続いて3作目の鑑賞。今年6月に香港で公開された新作だ。

ベッドに腰掛けた男ケイ(サイモン・ヤム)がリズミカルに上着のボタンをつけているという意表を突くオープニングシーンから、くすっ、にやっとさせる場面が満載の軽やかなスリ物語。

上着をはおって外に出た男は、自転車をこいで香港の街を行く。
すぐに、灣仔の元質屋で現在はレストランになっているコロニアル風の特徴ある建物が画面の端に映る。(あ、このあいだ泊まったホテルの近くだ!)

スリ仲間が集まる茶餐廳。男4人は、その日の目標を決めると、颯爽と街に繰り出した。
そこで、偶然に出会った謎の美女。
その魅力に惑わされた男たちは、彼女に頼まれて、ギャングのボスのパトロンから、彼女を解放するために奮闘するのだが……。
上の2作とも舞台は夜だったが、これは(クライマックスシーンを除くと)昼間なので、香港の街の表情がよくわかること。上環から銅鑼灣にかけて見たような風景が次々と出てくるので、ちょっとした観光気分だ。

写真が趣味のケイが古い一眼レフで街を切り取っていくのだが、そのモノクロ写真に、監督の香港に対する愛情があふれている。

監督いわく、「香港は常に変化する。東洋と西洋、古いものと新しいものが交じり合う。人々は休むことを知らず、喧騒の街並みは人のエネルギーと感情を映し出す。カメラは雀のように路地や古い建物をすり抜け、何か新しいものをあらわにする」。

香港に行けないときは、この作品で街の鼓動を感じよう。

なお、タイトルの文雀とは広東語でスリを意味する俗語だそうだ。
英語タイトルがSparrowなので雀と思いきや、画面に現れるのはかわいい文鳥だった。



映画の帰りは、話題になっているミッドタウンイルミネーションを車窓からながめ……

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公式サイトから>


その後、墓地下の高湯(かおたん)ラーメンへ。
揚げネギと揚げニンニクが香ばしい、クリアスープのラーメンはおいしい。
ここはその昔は屋台だったそうだが、今もその面影を残す小屋のような店構え。
ちょっと入りにくいかもしれないが、店員の愛想も悪くないし、女性一人のお客もいた。


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コメント

私も「文雀」いましたよ~(笑)
もういい男たちにメロメロです!(冒頭から!)
香港の街がたくさんうつって香港に今すぐ行きたくなりますね
トー監督は作品のふり幅が広くってホント天才!
めっちゃおもしろかったですね
こういうの大好きです♪

2008/11/29 (Sat) 21:30 | renmei #- | URL | 編集
renmeiさん

またまたニヤミスだったんですね!
今度はどこですか?
あっ、台中か!(笑)

>トー監督は作品のふり幅が広くってホント天才!

私はまだ3本しか見ていませんが、いずれも気に入ってます。
少しずつ旧作も見ていこうと思いますが、この作品は軽やかでいいですね。
DVD出たら、即買いです!

2008/11/30 (Sun) 19:41 | maxi #hUL/1QHA | URL | 編集
見たいです~。

羨ましいです。
夏に上映でもう日本で見ることが
できるなんて早い!!
上環から銅鑼灣ぞいは私も見たらきっと
懐かしいかも。
題名は広東語ですりを表している
言葉なんですね。

2008/12/01 (Mon) 22:54 | ありす #N0fGSRtA | URL | 編集
ありすさん

一般公開されるといいんですけれどね。
ほんと、香港島のなじみの景色が見らるから、ありすさんもきっとそれだけでわくわくしますよ。

2008/12/02 (Tue) 14:32 | maxi #hUL/1QHA | URL | 編集

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