Created with Admarket's flickrSLiDR.友人の作品展の手伝いに上海に行ってきた。
今回は観光はほとんどなしで、楽しみはおいしいご飯だけ。
でも、一つだけ行きたかったのが上海動物園。
前回の訪問のときに生まれて初めて見たパンダ2頭にもかなり感動したのだが、
今回は上海万博のためになんと10頭も新顔が来ているのだ。
前からいるパンダは大人で一人で遊んでいたが、新人パンダはまだ2歳にもなっていないらしく、
子どもらしさ全開でかわいのなんの。それが同じ場所に10頭もいて、笹を食べたり、ふんぞり返ったり、
追いかけっこしているのだから、こちらの顔もほころぶというもの。
今回はこれだけで来たかいがあった。
万博はどうでもいいけれど、こちらは超お勧め。しかも、万博開催前の今が狙い目かも。
滞在したのはフランス租界にあるQuintetというB&B(ベッド&ブレックファスト)。
古い建物だけれど、中はおしゃれにリニューアルしてあり、とても居心地がいい。
わずか5部屋でそれぞれが趣のあるインテリアなので、何度も訪れてみたいと思わせる。
私が泊まったのはGrand Cathayという部屋で、天井がとても高く小さなベランダ付き。
バスルームは階段を5,6段上がった中二階にあるので、部屋がとても広く感じる。
別に観光しなくても、部屋でのんびりしているだけでも満足度高し。
1階は人気のレストランで、朝ご飯はそこでいただくのでこれまた楽しい。
徒歩圏内にも古い建物を利用したカフェや雑貨屋なども多く、散歩しているだけでいい感じだ。
上海も何度目かという方にはいかがでしょう。B&Bのホームページは
こちら。
今回は何カ所か初めての場所にも行ったが、なかでもハイアット・オン・ザ・バンドの
最上階のバーは、外灘と浦東を見下ろしながら、おいしいワインをいただけるので◎。
あいにくの雨だったが、今度は是非夏の夕暮れに来てみたい。
相変わらずあちこちで工事が続き空気は汚いが、ヨーロッパの面影が残る上海は案外居心地がいいことがわかった。
私が香港を好きなのは、大好きな英国と中華がいいぐあいにブレンドされているおもしろさがあるからなのだけれど、
上海もそういう欧州的な部分が残っているからいいんだと思う。
同潤会アパートのような古いアパート群を商業施設にするためにリニューアルをしているところを見たが、
昔と同じように英国から運んできたレンガを使っているそうだ。
そういう心遣いが古い街をステキに残すためにはとても大事なこと。
センスゼロの超高層ビルばかり建てていないで、足許にも目を向けないとね。